新たな価値と技術と誠意の提供

経済のグローバル化の中で
生き残るために

株式会社エイシン
代表取締役 吉村義昭

今日、経済のグローバル化と効率化、分業化の進行にともなって、ビジネスのありかたが急速に変化してきています。もはや、経験則や体験からだけでは未来を予測することが不可能な時代を迎えており、企業が生き残るためにはこれまでの戦略と組織を見直して、自ら変革していくことが求められています。
私たちEISINは、こうした時代背景のもと、ダイナミックな環境変化に有効に適応していくために、これまでのTOKUグループのあり方を見直し、「分化」と「統合」をキーワードとして、グループの新たな発展と成長をめざすものです。まずEISINをTOKUグループの戦略的な要と位置づけ、製品の開発・設計から販売までの中核的な役割を担っていきます。これによってグループの意識改革をうながし、自らの戦略や組織を主体的に変革していくことで、環境に適応する自己変革能力を身につけていきます。

新市場を開拓し、
TPブランドで新製品を開発・販売

具体的には、製造を担う東洋空機製作所と販売を担う東空販売の間にEISINが参画することで、製品の製造と供給を統括・コントロールし、市場ニーズにきめ細かく対応するとともに、グループ全体の経営効率を高めます。さらに、東洋空機製作所から移管された開発・設計部門と販売部門を機能強化することによって、新製品開発と新市場の創造による新たな発展への基礎をつくっていきます。
ことに開発・設計部門はEISINの中心となるもので、BRICsと共にアジア経済圏の新興国を中心とした新市場の開拓に力を注ぎ、独自に新製品を開発し、ニューマチックツールのジャンルを超えて、広くインダストリアルツールの可能性とニーズを探り、新たな市場価値を提供するTPブランドとして販売していきます。

「顧客満足」をコンセプトに
情報収集と人材を育成

EISINは、その経営のコンセプトに「顧客志向」を掲げています。いわゆるCS(顧客満足)を超えて、すべての面における「顧客の満足が利益の源泉」と捉える考え方です。つまり、製品やサービスなどの目に見える価値を提供して、それに対して対価をいただくというだけでなく、「技術や誠意といった目に見えないもの」についても、顧客の満足や信用を得ることを戦略的な目標とします。これはTOKUグループがモノづくりの根幹において取り組んできた理念でもあり、その理念をさらに経営や営業、人づくりにまで広げることで、EISINはグループの革新を加速させていきます。
そして、その目標を達成するために不可欠となるのが、あらゆる面にわたる情報と人材の育成です。顧客情報、市場情報、競合他社の情報、経済金融情報などの情報を収集・分析するとともに、グローバルな視野と革新的な意識を持って活躍できる営業スタッフやエンジニアなどの人材の育成も必要となるでしょう。
ニューマチックツールに挑んで80年。今や世界を代表するメーカーとなったTOKUグループを幾世代にもわたって引き継いでいくことは、私たちの使命でもあります。その目標に向けて、EISINは今、力強く歩み出したところです。